精度の高いデジタル技工について

   

当院では今年の5月より、医療DX化の一環として、患者さんの口腔内を直接スキャナーで撮影し、そのデータを技工所に転送して、詰め物被せ物を作成するデジタル技工を行っております。

今までは患者さんの歯型を取り、それに石膏を流して模型を作り、その上に詰め物被せ物を作っていました。(これをアナログ技工と言います。)
アナログ技工は作成工程の中で、少しずつ歪みが生じる事で、詰め物被せ物の精度が数ミクロンの単位で落ちてしまうことは避けられませんでした。
それがデジタル技工では、スキャナーによる取り込みで、工程による歪みはほぼゼロ、詰め物被せ物は、CADでデザインし、ブロック削り出しもしくは3Dプリンターで作成するため、従来の鋳造した金属の詰め物被せ物よりも非常に高い精度が実現できます。

特記すべきは、この精度の高さにおいては、保険の被せ物と自費の高価な被せ物は同じであり、違いは材料の違いだけだということです。

 

当院のスキャナー取り込みデータが、どのように詰め物被せ物になっていくのかを体験するため8/7、提携技工所のサクラ歯研様にお願いし、デジタル技工の取材をいたしました。
サクラ歯研様は開業時からの29年ものパートナーで、アナログ技工でも精度の良い仕事をしていただいておりましたが、デジタル技工でさらにその精度が高まりました。
ただ今回の取材で強く感じたことは、デジタル技工は、AI支援があっても結局は人が操っており、腕が良い技工士様が、丹精込めて作成してくれているファクターが大きいということです。
患者さんにより良い詰め物被せ物を提供出来ることは、我々歯科医にとって至福の喜びです。
そして感謝の言葉を患者さんにいただいた時、 作ったのは私とパートナーである技工士で作成しましたと伝えて行こうと思います。

 

口腔内スキャナー

 

口腔内スキャナー撮影後の患者さんへの説明後、データをサクラ歯研に転送する

 

サクラ歯研技工士濱川様によるCAD(computer-aided-design)作成中

 

設計デザインされた通りに、材料ブロックを削り出し被せ物を作成

 

サクラ歯研は総数40名のプロ集団が、精度の高い詰め物被せ物を作成し、社会貢献しています。

 



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